Guiding Ireland (ガイディング・アイルランド) ロゴマーク
アイルランド東海岸&中部
夏場に泥炭を乾燥

泥炭(でいたん)の不思議

緑豊かなエメラルドの島として知られるアイルランドですが、実は、アイルランドの国土面積の 14% は、「茶色」で占められています。泥炭(でいたん=bog)と呼ばれる土壌がそれにあたりますが、その正体は、実は植物。アイルランドの湿気のある気候により、長い年月をかけて木の根や草が腐って堆積し、深い層となったものです。全世界の 50% の泥炭がアイルランドにあると言われますが、これは、この国の、貴重な天然資源でもあります。

アイルランドでは昔から、夏に家族総出で泥炭堀りをし、干して乾燥させ、冬場の暖炉の燃料に使用されてきました。木の少ないアイルランドでは、泥炭が唯一の燃料だったのです。現在は、直接、暖炉にくべる機会は減ったものの、工場で圧縮燃料に加工されたり、火力発電に用いられたりして、形を変えて利用されています。

クロンマックノイズ

近年、新しい天然資源として、その利用法が世界中で話題となっている泥炭。泥炭層に生息するユニークな生態系を持つ植物スファグナン・モスは、水分をスポンジの20倍の速さで吸収する働きを持つため、ピート・モスと呼ばれて園芸に使用されたり、加工してオムツに使用されたりしています。

内陸部クロンマックノイズ付近には、大々的な商業用泥炭層が広がり、緑の中にセンセーショナルな景観を作り出してくれています。一般に、海岸線の風景の美しさが強調されるアイルランドですが、内陸部もなかなかのもの。歴史的価値の高い史跡や、氷河が作り出したエスカーなど、ユニークな話題と景観で魅了してくれます。
   

東海岸&中部のおすすめアトラクション

観光

  • グレンダーロック (Glendalough, Co. Wicklow)
  • 6世紀に創始された、初期キリスト教修道院跡。ひなびた教会堂の廃墟と、高さ30メートルほどのラウンド・タワーが木立を突き抜ける景観が印象的。氷河によって形成されたV字渓谷にあり、周辺のウィックロウの山並みや湖、途中ののどかな景色も素晴らしい。

  • パワーズコート庭園 (Powerscourt Garden, Co. Wicklow)
  • シュガーローフ山を借景にした、フォーマル・自然式の名園。中央に池と噴水を配し、イタリア式、日本式、英国式など、さまざまな様式が楽しめる。屋敷で飼われていたペットのお墓があるのもユニーク。かつての屋敷は、現在レストラン&ショッピング・モールに。アイルランド産のカラフルなウール製品やロマンチックな小物、おしゃれなカフェ風レストランで人気の、AVOCAショップ併設。

  • マウント・アッシャー・ガーデンズ (Mount Usher Gardens, Co. Wicklow)
  • 5000種の植物がある、本格派ガーデン。広い敷地内をネイチャー・ウォークが楽しめる。

  • ボイン渓谷遺跡群 (Bru na Boinne, Co. Meath)
  • ニューグレンジ、ナウス、ダウスの3つの新石器時代の巨石通路墓がある。ニューグレンジとナウスは、ビジターセンター経由で見学が可能、特にニューグレンジは、5200年前に築かれた古墳内に入ることが出来る。ユネスコ世界遺産に指定。

  • タラの丘 (Hill of Tara, Co. Meath)
  • ケルトの王が君臨していた、古代アイルランドの首都。聖パトリックがシャムロックを用いて三位一体を説いたのは、この地とされる。アイルランド島の4分の3が、この丘から見渡せると言われている。

  • モナスターボイス (Monasterboise, Co. Louth)
  • 初期キリスト教修道院跡地。約1000年前の、聖書のシーンが彫刻された、オリジナルのハイ・クロス(石のケルト十字)が残る。

  • トリム城 (Trim Castle, Co. Meath)
  • 13世紀初頭の、国内で最も保存状態の良いアングロ・ノルマンの城。映画『ブレイブ・ハート』のロケ地。

  • クロンマックノイズ (Clonmacnoise, Co. Offaly)
  • アイルランドの最長河川シャノン川のほとりに、6世紀に創始した初期キリスト教修道院の廃墟。ラウンド・タワー、ケルティック・クロスなどが残り、歴史的価値の高い史跡。氷河による堆積物から成るエスカー、泥炭層、湿地帯カロウなど、周辺の自然環境も面白い特色をそろえている。

  • ボグ・トレイン・ツアー (Clonmacnoise & West Offaly Railway, Co. Offaly)
  • 内陸部の泥炭(ボグ)の中を、貨物用の列車で回るユニークなツアー。詳細な解説、泥炭堀りの実演など、エコロジーの観点からも今話題の泥炭を、詳しく知ることが出来る。

  • バー・キャッスル (Birr Castle, Co. Offaly)

    広大な敷地の中に、20世紀初頭まで世界一を誇った巨大天体望遠鏡が展示されている。当時の伯爵が、地元の材料で手作りしたという驚くべきもの。歴代の伯爵には、科学、天文学、植物学などの分野で偉業を成した人が多く、ユニークな逸話に事欠かない。城には、現在も伯爵が住んでいるが、庭園は一般開放されており、自由に散策可。

宿泊

  • バリノッケン・ハウス・ホテル (Ballyknocken House Hotel, Glenealy, Co. Wicklow)
  • 素材にこだわったアイルランド料理と、オーナー・シェフ・カトリンの人柄が人気。客室のスタンダードも高い。クッキング体験の出来るキッチンも併設。料理研究家・栗原はるみさんも滞在(『すてきレシピ』冬号No.30 2003年)されました。

  • ステーション・ハウス・ホテル (The Station House Hotel, Kilmessan, Co. Meath)

    駅舎を改造したノスタルジックな雰囲気のマナーハウス。たった一つしかないシングル・スィート(天蓋つきベッド、ジャグジーあり)は、ロマンチックな旅やハネムーンに最適。  

パブ・レストラン

  • ワインポート・ロッジ (Wineport Lodge, Glasson, Co. Westmeath)
  • ワインの荷揚げ地だった場所に立つ、湖畔のロッジ風の宿。数々の賞を受賞したハイ・スタンダードなレストランとして知られる。宿泊施設もあり。ブルーブック推奨。
     

Guiding Ireland おすすめ・現地発1泊2日 〜 サンプル・プラン

East Coast, Midlands: Co. Kildare, Co. Laois, Co. Louth, Co. Longford, Co. Meath, Co. Offaly, Co, Westmeath, Co, Wicklow

泥炭(でいたん)の不思議

東海岸&内陸部のおすすめアトラクション

Guiding Ireland おすすめ・現地発1泊2日 〜 サンプル・プラン